社会と関わり続ける建築へ。
私たちは、事業を通じて社会とどう向き合うかを問い続けてきました。その姿勢は、業務だけでなく、働く場所や建築のあり方にも表れるべきものだと考えています。
企業の拠点でありながら社会に閉じないこと。非常時にも機能し、地域と調和し、文化を受け止めること。
ここでは、建築を通じて社会と関わり続ける私たちの実践をご紹介します。
01 BCP(事業継続計画)への取り組み
非常時にも、
社会と仕事を止めないために。
災害時にも事業を止めないこと。
私たちはそれが社会への責任だと考え、BCPを重視しています。
太陽光発電の電力をBEV車に蓄え、必要に応じて建物へ供給することで、停電時も機能を維持します。非常時でも使える執務空間を備え、業務を継続できる体制を整えました。企業を守るだけでなく、地域の安心につながる仕組みです。
“BCP”って何?
BCPとは、災害などの「もしも」に備え、事業や社会とのつながりを止めないための準備です。非常時にも最低限の機能を保つことで、企業としての責任を果たします。
02
社会と調和する意匠
「開きながら、守る」
地域と心地良く向き合うデザイン
建築のデザインには、地域や周囲の環境との関係を丁寧に考える姿勢を込めました。目指したのは、過度に主張する建築でも、内に閉じる建築でもありません。
外観には金沢の伝統的な建具意匠「木虫籠(きむすこ)」の考え方を取り入れ、内からは視線が抜け、外からは見えにくい構造とすることで、光や風を取り込みながら安心感を守っています。
地域の風景に溶け込みつつ、人が集い対話が生まれる。その両立こそが、社会に開かれた建築のかたちだと考えています。
03
文化発信の拠点として
地元の工芸を
日常の風景として伝える
建物の中には、地元の作家による作品を日常の動線上に配置しています。エントランスや共用部、執務空間にある作品は、鑑賞のために構える存在ではなく、仕事や会話のそばで静かに寄り添うもの。
目指しているのは、声高に語る発信ではありません。空間そのものが語り、地域の文化やつくり手の気配が自然と伝わっていくこと。その積み重ねが、地域と社会をつなぐ力になると考えています。
04
能登復興支援
地域の創造的復興として
文化や取り組みを支える。
私たちは、能登の復興を「元に戻すこと」ではなく、地域の力を未来へとつなぐ創造的な営みだと考えています。その一環として、珠洲焼作家・篠原敬さんの作品が展示される「ギャラリー 舟あそび」に奥能登事務所を併設し、奥能登から文化や取り組みを発信します。つくり手の活動を支え、伝統文化を継承していく一助になりたいと考えます。
工芸は、作品や技術だけでなく、つくり手の時間や土地の記憶とともに受け継がれるもの。人が集い、対話が生まれる場を育てることが、能登の復興を文化の力で次の世代へとつなぐ一歩になると考えています。
篠原 敬
1960年 石川県珠洲市生まれ。大谷大学で浄土仏教を学ぶ。1989年 中世珠洲古陶に心動かされ作陶を始める。その後アジア列国を流浪し美の源流を探る。1995年 倒焔式新窯築窯。2004年 アメリカニューヨーク州で穴窯共同制作。2017年 中国四川省成都へ茶文化の源流を訪ねる。2020年 ドナウ川流域諸国を巡り欧州の文化に触れる。2023年 奥能登地震で窯が倒壊。俳優常盤貴子を団長に窯援隊を呼びかけ全国の支援者との協議で穴窯築窯。2024年 能登半島地震で再び窯が倒壊。2025年 引き続き窯援隊並びにジャパンクラフト21支援を受けて珠洲焼の炎を次の世代へつなげる薪窯再建プロジェクトを展開し支援者とともに再度穴窯築窯。
公式HPへ