のと里山海道(柳田IC~上棚矢駄IC)の4車線化に伴い、柳田3号跨道橋(既設橋)がある当該区間は本線上に他の撤去対象跨道橋が連続する区間にあたり、工事に際しては極力、本線規制の切替え回数を少なくする計画が必要でした。それらの条件を踏まえ、上り車線、下り車線とも新設橋とする案、上り車線は既設橋を利用、下り車線のみ新設橋とする案の2つの案について比較検討を行い、安全性を確保したうえで経済性、施工性で優る上り車線の既設橋を利用した案を採用し計画を進めました。
設計にあたっては、上り車線の既設橋の下部工であった既設橋脚の柱の耐震補強、またその既設杭の耐震補強が必要になりました。既設橋脚の柱の耐震補強工法には、車両の建築限界の制約があり巻立て厚を薄くできるポリマーセメントモルタル巻立て工法を採用しました。既設杭の耐震補強としては、上下車線間の狭小なヤードでの施工となることからマイクロパイル工法を採用し増し杭を行いました。このような供用中の本線上において施工時の安全性を確保し既設橋を有効に利用した設計を行うことができました。


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